初めて制服に身を包みチカチカ光る誘導棒を初めて手にしてから
早いもので十数年が経って今でも思い出すのは初めて現場に出たときのことです
忘れもしない仕事場は武蔵小金井の駅前でした、何をどうすればよいのか全く分からずリーダーの人にトンチンカンな質問をしたのでした、それは「こんな棒で自動車が止まってくれるんですか?」という内容でした。
今思えば恥ずかしい事ですが、そのリーダーは目の前で走ってくる車を棒一本で停めて見せてくれて、驚きと尊敬のまなざしでみたことを思い出します。
そして、ドキドキしながら私も誘導棒をその人の真似をして振ってみたところ、ピタッと私の前で乗用車が止まったのでした。
果たして車を止める必要があったのかどうかまでは覚えていないのですが、また直ぐに発進の合図をすると動き出しました。
ドキドキの初体験だったわけですが、今でもその時の情景と雰囲気を時折思い出してはホンワカした気持ちになります。
今では教える側の人になっているわけですが、無論その時よりは経験値はあがっているはずなので、その経験を伝えればと日々思いながら今日も現場に出ています。