横浜市を中心に警備業を行っている誠総合企画 スタッフの杉野です。
先日は夜勤で 瀬谷区本郷まで行ってきました。
9月の夜勤となると比較的涼しく、働きやすく感じました。
さて、今回の現場ですがそこそこ距離はあるものの交通量が多くない為、
初めて片側交互通行を行う方にうってつけな現場のように感じました。
少々懸念点を上げるならば、規制内にバス停があるため
その手前でバスを停止し、お客さんの乗降を行っていただく事でしょうか。
バスに説明している間に後続車両に突破されないように注意を払うことが大事になってきます。
片側交互通行を実施する警備員の図
現場が始まると心なしか車両の交通量が多くなった気がしました。
きっと帰宅時間と重なり増えたのでしょう。
私は片側交互通行で下側に立って誘導を行いました。
見通しが良く、余裕をもって停止を促すことが出来たため
突破されることや危ない思いをすることはありませんでした。
懸念していたバスですが5回しか通行しなかったため、
大変だとは感じませんでした。
さて、0時を過ぎると車両も一気に減り街は静かになります。
対照的に工事は順調に進み様々な機械が動き回ります。
車両が減ってからも油断をしないように構えていると
遠くから元気なエンジン音が響いてくるではないですか。
「あ、まずい」
所謂ヤンチャなタイプ(しかもバイク)は交通誘導を無視するイメージがあり、
突破されてしまうのではないかとかなり不安になりました。
その時の私には早い段階で徐行と停止を促すことしかできません。
「ええい、止まれ」
心の中で南無三とつぶやくと 無事に停止位置できれいに停車してくれました。
対向車が通過した後に発信の合図を出すと しっかりと頭を下げて通過してくれました。
人を見た目や乗り物で判断してはいけないと改めて思いました。
また、こちらが一所懸命な姿を見せれば心打たれる人も居るのだろうと思いました。
それから時間は流れ、現場が終わる少し前
何となく終わりを悟り油断するタイミングですが私は絶対に油断しない。
なぜなら事故を起こしたくないからだ。
これまでどれだけ完璧に仕事をしても最後の最後に事故を起こしたら意味がなく、
それまでの積み重ねが水泡に帰す。
逆に現場で今までダメダメでも最後の最後に帳消しできる なんてことは無い
最初から最後まで油断なく積み重ねることが大事なのである。
警備は野球と違って逆転ホームランが無いのだ。
無事に重機が置き場に戻り、規制車両が完全に出たのを確認。
とはいえまだまだ油断はしないと構えていると
「解放」との無線が入りました。
この二文字を聞いてやっと緊張の糸をほどくことが出来ました。
今回の現場はすごくやりやすい場所でしたが、
それゆえの油断を起こしやすい現場であるとも感じました。
新人は緊張感をもって業務を行い、
慣れてきた者は初心に立ち返って動作を見直す良い機会にできたらと思いました。